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ゴミ焼却施設の見学

建築設計事務所協会釧路支部主催の企画で釧路広域連合清掃工場を見学してきました.
釧路広域連合清掃工場外観
釧路広域連合とは,釧路市・釧路町・鶴居村・白糠町により構成される可燃ゴミの処理のための行政の集まりです.去年完成したこのゴミ焼却施設は「流動床式ガス化溶融炉」という最新式ともいえる設備です.

ゴミの投入口

巨大クレーン
持ち込まれるゴミはゴミ運搬車から投入されます.投入されたゴミは巨大なUFOキャッチャーのようなクレーンで持ち上げられ燃えやすいように細かく粉砕されます.そして2段階に分けて高温で焼却されます.
中央制御室

発電施設
施設全体の制御をしている中央制御室はまるでテレビで見る原子力発電所のようですが,それもそのはず,ここではゴミの焼却熱で発電もしています.巨大な施設ですが,通常たった5人で維持管理しているとのことに驚きました.

ゴミの問題は地球環境を考える上でもとても重要な要素で,日々日常のことなので常に意識させられます.釧路市ではゴミの分別がこまかく分けられています.ひとつ気になるのは分別回収されているプラスチック系のゴミやペットボトルなどが本当にリサイクルされているのかということです.もしそれがうまくいっていないのであれば可燃ゴミと一緒に燃やして発電にまわした方がいいのではないかと思います.そもそもそれらの化石燃料を原料とする包装類を減らし,地場の木材が原料となる紙類を循環させる方向にしたほうがいいかもしれません.

拾ってきた家
ゴミと建築の関係で思い起こされるのはドラマ「北の国から」に登場する富良野の「拾ってきた家」です.廃材を集めて建てられたという家ですが,実際に見てきた率直な感想は,寒冷地の北海道では無理があるかなと思いました.あまり細かいことを指摘するのも野暮かもしれませんが,窓まわりの断熱がまるでないので,冬はたいへんです.そんなことをいっていたらそもそも五郎さんがこれまで住んできた家はどれも冬は寒そうですが・・・.とにもかくにも「北の国から」は大好きなドラマです.

今回見学したゴミ焼却施設は見学者への対応も充実しています.平日の昼間なら見学できますので,お薦めです.

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