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美しいオアシス都市へ

タイル続き(とはいえ,ちょっと乖離がありますが・・・)で今日はイスラム建築モザイクタイルです.イランのイスファハンは私が訪れたなかでももっとも美しい街のひとつです.特にイスラム教の礼拝所であるモスクの青磁のタイルは,砂漠の中のオアシス都市という状況にあいまって息をのむような美しさです.
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画像は街の中心にあるイマーム広場に面して建つマスジェド・エ・シェイクロトフォラー という建物です.おもいっきり舌をかみそうな名前ですが,当然のことながら覚えていたわけではなく,ネットで検索して調べました.これは夕暮れ時に撮影したのでやや赤みがかっていますが,基本的には青磁のモザイクタイルで覆われています.
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正面入り口部分を見上げたのがこの画像です.イスラム教では偶像崇拝を禁じたことから,建築における装飾は人物や動物ではなく植物やコーランの文字をモチーフ(素材)にしてきました.幾何学的な形態と緻密なモザイクタイルの文様は,その背景にあるイスラム教の神髄にはとうてい理解が及びませんが純粋に美しいと思います.
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特に圧巻は中央ドームの天井です.この画像ではその本当の美しさが伝えられなくて残念です.

このコラムは日々の出来事を綴るブログと言うよりは,私がこれまでに大切にしてきたもの,美しいと思ったものについての経験を整理するデータベース作りという気がしています.私にとってとても大切な記憶を今日はつれづれに思いながら,このコラムを細々とでも続けていけたらと考えています.

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